最終更新:2026年9月21日 | 提供:株式会社みうら
※ 本記事のグラフは、実際の傾向をもとにしたイメージ図です。数値は説明用のサンプルです。
結論:伸びない原因を“感覚”で探す前に、インサイトの継続率(視聴維持率)グラフを見れば、視聴者が「どこで離脱したか」が一目でわかります。
各SNS(TikTok・Instagram・YouTubeショート)のインサイト(アナリティクス)には、動画ごとに「継続率」「視聴維持率」と呼ばれるグラフがあります。これは、再生開始(100%)からどのタイミングで何%の視聴者が残っているかを示す折れ線です。
ここで大事なのが、伸びている動画と、伸びていない動画のグラフを見比べること。1本だけ見ても良し悪しの判断は難しいですが、2本並べると「自分の動画のどこが弱いか」がはっきりします。とくに注目すべきはグラフの一番左=冒頭の落ち方です。ここが急降下していたら、フックが効いていないサインです。
💡 チェックの手順
① インサイトで、よく伸びた動画の継続率グラフを開く
② 伸びなかった動画の継続率グラフも開く
③ 冒頭(0〜3秒)の落ち方を見比べる
④ 急降下していたら「フックが効いていない」と判断し、この記事の7つの理由で原因を探す
言葉だけではわかりにくいので、良い例(伸びる動画)と悪い例(伸びない動画)の継続率グラフを並べました。同じ「平均◯%視聴」でも、グラフの形がまったく違います。
最初の2秒で一気に離脱=フックが効いていない
読み方:冒頭でストンと落ちると、その1本は「多くの人に最後まで見られなかった動画」としてSNSに評価され、次に届く量も伸びにくくなります。
最初を持ちこたえ、なだらかに下がる(=フックが効いている)
読み方:冒頭を保てると「最後まで見られた動画」として評価され、次に届く量が増えます。全体の位置が高いほど、最後まで見られている良い動画です。
※ 赤=伸びない動画、緑=伸びる動画の継続率イメージ。注目は左端(冒頭)の落ち方です。
💡 「末尾が持ち上がる/100%を超える」グラフを見たら
投稿直後でおすすめ表示されている段階では、ループや再視聴・巻き戻しが上乗せされ、グラフの末尾が持ち上がったり、100%を超えて見えることがあります。ただしこれは一時的な現象です。数日たっておすすめ表示から外れると、右側(末尾)は必ず下がります。そのため、フックが効いているかは末尾ではなく“左端=冒頭の落ち方”で判断してください。上のグラフは、おすすめ表示が落ち着いた後の形(右肩下がり)を基準にしています。
悪い例のように冒頭2秒でストンと落ちるのは、「前置きが長い」「何の動画かわからない」「自分に関係ないと判断された」など、フックが効いていない典型パターンです。逆に良い例は、冒頭で足を止められているので、その後もなだらかに見続けてもらえています。では、フックが効かない具体的な理由を見ていきましょう。
「どうも〇〇です、今日は…」と挨拶や自己紹介から入ると、それだけで2〜3秒を消費し、本題に入る前に離脱されます。
直し方:挨拶を捨て、結論・場面・問いから始める。「〇〇な人、これ見て」「実は…」と、1秒目から中身に入る。
ショート動画の多くは音声オフで流し見されます。冒頭にテロップがないと、何の動画かわからず離脱されます。文字が小さい・長すぎるのも同じです。
直し方:冒頭に状況を示す短いテロップを、1画面で読める文字数・大きめの文字で入れる。
冒頭で強く煽っても、本編がその期待に応えないと「期待外れ」で途中離脱されます。継続率グラフでは冒頭の少し後で落ちる形になります。
直し方:冒頭で出した問い・約束を、本編できちんと回収する。煽りと中身を一致させる。
「誰向けの動画か」が伝わらないと、視聴者は「自分には関係ない」と判断して離脱します。広く浅く狙うほど刺さりません。
直し方:対象を名指しする。「岡山で家を建てる人へ」のように地域や属性を絞る。岡山なら方言や地名で一気に自分ごと化できます(くわしくは岡山でSNSが伸びる理由)。
最初の“画”の第一印象で止まるかどうかが決まります。動きのない・暗い・平凡なカットで始まると、スワイプされます。
直し方:1カット目に動き・表情・意外な画を持ってくる。一番強い画を冒頭に置く。
結論を隠しすぎると「見る理由」が生まれず、逆に離脱されます。もったいぶりと“続きが気になる”は別物です。
直し方:「◯選」「結論から言うと」と価値を先出しして、「それ知りたい」で足を止める。
「衝撃」「絶対見て」と煽っても中身が伴わないと、一度ガッカリされ、次から見てもらえなくなります。アカウント全体の評価も下がります。
直し方:誇張しすぎない。煽りに見合う中身を必ず用意する。
💡 フックの“作り方”は冒頭でフックをかける方法12選で、具体的な型を12種類紹介しています。この記事で原因を見つけたら、あちらで直し方の型を選んでください。
継続率グラフが冒頭で急降下していたら、次の項目を確認してみてください。1つでも当てはまれば、伸びしろがあります。
投稿が伸びないとき、まず疑うべきは冒頭のフックです。そしてそれは、インサイトの継続率グラフを伸びた動画と見比べれば一目でわかります。冒頭で急降下していたら、今回の7つの理由のどれかに当てはまっていないかチェックし、1つずつ直していきましょう。フックは動画の“入口”。ここが直れば、本編・オチまで見てもらえるようになり、数字は動き始めます。フック(入口)・本編・オチ(出口)を一本の線で設計することが、伸びる動画への近道です。
各SNSのインサイト(アナリティクス)で確認できます。動画ごとに「継続率」「視聴維持率」といった名前のグラフがあり、再生開始からどのタイミングで視聴者が離脱したかを折れ線で見られます。伸びている動画とそうでない動画のグラフを見比べると、どこで離脱しているかが一目でわかります。
多くの場合、冒頭のフックが効いていないことが原因です。前置きが長い、テロップがなく音声オフだと内容が伝わらない、誰向けの動画かわからない、といった要因で、最初の2〜3秒で「自分には関係ない」と判断され離脱されます。冒頭を作り直すと、グラフの立ち上がりが改善します。
継続率は重要な指標ですが、それだけでは決まりません。最後まで見られた上で、保存・シェア・コメント・フォローといった「見終わった後の行動」が伴うと、さらに伸びやすくなります。フック(入口)・本編・オチ(出口)を一本の線で設計することが大切です。